はじめに
最近、ウル4のスタン(気絶)についてのやや詳しい仕様について調べたので、それをまとめておこうと思って書きました。
ツイッターへの書き込みだけだと忘れた時に引っ張ってくるのが地味に面倒じゃん?ということで。
記事の構成としては、調べたかった事→結論→詳細(なんでそうなるかの理由等)の流れで行こうと思います。
めんどくせぇから調べた事柄とその結果はどうなの、という方は始めのトコだけ読めば何とかなると思います。
調べたかった事
今回調べたかった(実際に調べた)ことは以下の通りです。
・(1)スタン復帰は具体的にどんなメカニズムになってるのか
・(2)復帰のレバガチャはどのタイミングから受け付けてるのか
・(3)スタンモーション(頭上に出るヤツがヒヨコか星かドクロか)で変化はあるのか
・(4)最速復帰のためのレバガチャはどれくらい頑張ればいいのか
・(5)実戦ではどんな入力をするのが最適と思われるか
この5点です。
結論
・(1)スタン復帰のメカニズム
詳細は後々説明するとして、スタンした後の流れは
スタンする攻撃を食らう→ダウン→起き上がり→起き上がって無防備な時間→復帰途中→完全復帰
の6段階です。
「起き上がって無防備な時間」が喰らい判定もアリ、ガードもできないタイミングとなります。
レバガチャをするとこの無防備な時間を短くすることができ、最短で27F程度まで短くすることができます。
「復帰途中」は自由な行動こそできませんが、ガードのみ可能です。このガードはもちろんレバーをガード方向に倒さないとガードしてくれませんし、中下段もしっかりガードする必要があります。この時間がおおよそ36Fです。なおガードのみ可能ということで投げやセビ3はしっかり喰らいます。
・(2)レバガチャを受け付けているタイミング
復帰のためのレバガチャは(おそらく)起き上がっての無防備な時間 が始まったタイミングから受け付けています。ダウンした直後から受け付けている、といった情報もありましたが、おそらくは間違いです。
・(3)スタンモーションで変化があるか
調べた限り、星スタンだろうがヒヨコスタンだろうがドクロスタンだろうが最速復帰は同じタイミングでした。もしかしたら最速復帰に必要なレバガチャの必死さが変わるかもしれませんが、真面目にやっていたら関係ないと思います。
・(4)最速復帰のためのレバガチャ
レバーは斜め→対角線の入力が一番いいっぽいです。1→9→1でも3→7→3でも。対して12321…みたいな1方向のレバガチャはやや最速になりづらいです。
また、レバーオンリーでの最速復帰は難しく、ボタンもしっかり連打することをお勧めします。
・(5)最適と思われるレバガチャ
起き上がり始めたくらいから1→9→1→9…(or3→7→3→7…)にレバーを動かしつつ、ボタンを連打。その後ちょっと(20Fくらい)経ったらボタンのみの連打に切り替えてレバーはガード方向に倒す。がおススメです。
ガードをせずにひたすらレバガチャをしている場合、復帰途中に入っているにもかかわらずレバガチャし続け、レバーがガード方向以外に倒れているためにガードできる攻撃も喰らってしまう可能性があります。
頭上の星やヒヨコが消えた瞬間=復帰途中の開始で、もうガードを受け付けているタイミングですので、モーションを視認してからガードを開始するのは少しもったいないです。
相手のセビ溜め開始が遅かったりして、完全復帰後にセビ3を食らってしまう場合もあるので、頭上の星やヒヨコが消えた後はバクステや昇龍を擦ることをお勧めします。ワンチャンの相手のミスに賭けるべきです。
詳細
調査方法
PC版のツールであるFrame Trappedを利用して調べました。
上記画像の下側にある「ANIM:数字A(数字B)」の、数字Aはそのキャラが取っているモーションの種類(前歩きとかガードとか)で、数字Bがそのモーションの何コマ目かを表しています。
数字Aを見ればどんな状態か、数字Bを見れば何F経過しているか、が分かります。
今回の調査で言うと、数字Aが48の時がスタン時の完全無防備状態、49の時がガード可能な復帰途中状態です。
で、あとは数字Bを見てどれくらいの時間その状態でいるのかを調べた感じです。
ただ、スタン中のモーションはレバガチャ入力すると早送りになりますので、数字Aが48の時の数字B=経過F数とはならず、そこは注意です。その調査の為に、1P側の数字Bも0の状態で合わせるところから数えました。
死ぬほどレバガチャしても、まあ真面目にレバガチャしても数字A=48であるフレーム数は27Fでした。また、数字A=49であるフレーム数はレバガチャをしようがしまいが36Fで固定でした。
そもそもの数字の見方が間違ってたら爆死するんですが、おそらく問題ないと思います…。
終わりに
今回の調査で思ったのは、意外と完全無防備な時間って短くない?ということです。
実戦でも、もしかしたら間に合っているのに、レバーがガード方向に入っていなかったばっかりに喰らっていたコンボがあるのではないかと思いました。皆さんもレバガチャは頑張りつつ、間に合っていた時にしっかりガードするような入力を心がけましょう!