そもそもタイトル詐欺
タイトルからは体力ドット残した時に勝ちきる方法を解説しそうに見えますが、実際のところは「体力ドット残さないために少しでも火力の高いコンボを覚えよう」がこの記事のメインです。
確かにガイルというキャラクターは牽制で少しずつダメージを稼ぐキャラクターであり、細かいダメージの取り方を覚えた方がより勝率アップには近付きます。が、記事を書く側が簡単だからという理由でコンボの紹介・解説をします。
「読み合いで勝つ回数を増やすのは大変なので、1回の読み合いで取れるダメージを増やす」というのも非常に、非常に重要です。筆者は地上戦苦手だけど、この辺で誤魔化して勝ってるところがあります。
基本的なものから難易度の高いものまで紹介しますが、あくまで「実戦向け」かつ「(ほぼ)キャラクター限定でない」と筆者が考えるレベルのものだけ紹介します。変なコンボもあるキャラクターだけど難しすぎたり状況限定だったりが多いので。
画面中央でのセビ崩れ始動や画面端での高いコンボはいずれ解説します。
今回も太字や赤字は重要な部分。でも今回青字は使いません。
()内はダメージ/スタン値 左がダメージで右がスタン値。ウルコンが絡んだものはリベンジゲージがMAXのとき。
基本コンボ
・屈弱K→屈弱P→屈中P→キャンセル必殺技(強サマーソルト〆で214/320)
下段始動でダウンを奪えるコンボ。サマーソルトキックの強度が上がるにつれダメージが上がるが、ヒット後の有利フレーム及びヒット後の相手との距離は小さく(近付く)なる。
・屈弱K→屈弱P→遠強P(140/260)
下段始動かつタメがなくとも使えるコンボ。ミスしてもほとんど隙がないのも初心者向け。ただし、弱P→強Pは猶予フレーム無しなので辻式を用いたほうが無難。
・ジャンプ強K→屈中P→キャンセル必殺技(強サマーソルト〆で282/460)
いわゆる三段。相手の波動拳を飛んだときなどに。屈中Pの前に屈弱Pを入れると目押しの必要があるが、ヒット確認がしやすくダメージが2、スタン値が10増える(ダメージ部分は誤差といえるが)。どちらを使うかはお好みで。
着地後屈中Pを気持ち遅めに出すとタメが間に合いやすい。飛んだ瞬間タメ始めるのを癖にしておきたい。
・ガイルハイキック→サマーソルトキック(強サマーソルト〆で250/300)
確定状況で簡単に高いダメージを取るならこれ。屈中P→必殺技はキャンセルで出すが、これはガイルハイキックの硬直が解けてから目押し気味にサマーを出す。猶予はかなりあるので練習すればすぐ使えるようになるだろう。
先のジャンプ攻撃からのコンボも、当たるとわかっている場合(相手の弾撃ちとジャンプがかみ合った場合など)にはこちらを選択できるとすばらしい。向こうのコンボをEXサマーで〆たとしてもこちらの強サマーソルト〆の方がダメージが高くなるのだ。
・ソニックブーム→スピニングバックナックル(150/250)
ちょっと基本じゃないかもしれないコンボ。立ち回りでソニックがヒットした時に、近ければ裏拳を出してコンボを狙う。とっさの判断力が必要になるので慣れてきてからの方がいいかもしれない。ダッドリーとアベルには繋がりやすい。
・屈中P→中ダブルサマーソルト→各種ウルトラコンボ
確定状況から勝ちきれる場合に。弱ダブルサマーだと距離によってウルコンが届きづらく、強ダブルサマーだとシビアなので個人的には中ダブルサマーがオススメ。
屈中P→サマーソルトキック→ダブルサマーソルトと繋いだ場合はウルコン1は繋がらない。注意。
基本コンボはこれくらい。最悪これができれば戦える。目押しもリスクあるものは屈弱P→屈中Pからサマーに繋ごうとする場合のみ。ソニックにすればミスっても確定はほぼないから安心だね。
ちょっと上級者向け?コンボ
・リバーススピンキック→屈弱P→屈中P→キャンセル必殺技
(強サマーソルト根元ヒット〆で284/470)
グラ潰しのリバスピから目押しで屈弱P→屈中Pと繋ぐコンボ。目押しが多いので慣れないうちはソニックブーム〆にするといいかもしれない。
また、セービングアタックで膝崩れダウンしたときにもできるようにしたい。
なおポイズンには繋がらない。クソ!!
・屈弱K→屈弱P→(目押しで)サマーソルトキック(強〆で172/260)
通常技解説でも少し紹介したノーキャンセルサマーコンボ。屈中Pが届かなさそうという場合にも使えるし、後述のセビハリコンボを絡めようとすると必ず出来るようにしたいコンボ。
リバスピコンボとノーキャンサマー。出来なくても牽制第一のガイルの戦い方には問題ない。
上級者向けコンボ
・屈中P(カウンターヒット)→屈中P→キャンセル必殺技
(強サマーソルト根元ヒット〆で270/385)
グラ潰し屈中Pや屈中P複合グラップがカウンターヒットした時に。カウンター確認が難しいなら、最初の屈中Pがヒットしていたらそこから屈中P→ソニックとつなげておけばリスクは少ない。
・近強P(カウンターヒット)→遠強P or 屈強K(250/450 屈大K〆は250/350)
グラ潰しの近強Pがカウンターヒットしたら。慣れてくるとカウンター確認もできるようになるが、難しいと感じたらヒット確認でバンスト押しておくと無難。ノーマルヒットだとしてもほとんどのキャラ相手にはガードさせられるので、リスクはほぼない。
近強Pをガードされると-1Fなので、バンストまで完全入れ込みはお勧めしない。
・リバーススピンキック→屈中P→サマーソルトキック(強〆で282/460)
先ほどのリバスピコンボは状況、相手キャラによってサマーが根元ヒットしない場合があったが、こちらはより多くのキャラクターに根元ヒットさせることが出来る。
普通にやろうとするとサマーのタメが間に合わないため、ひとつコツがいる。リバスピを出した瞬間から下にタメ始め、屈中Pに目押しで繋ぎ、そこから少し遅らせてレバーを上に倒しサマーソルトキックを出す。
屈中Pのキャンセル猶予が長めなので、その時間までフルに使ってタメを間に合わせるのだ。
・リバーススピンキック→近強P→EXレッドセービングアタック
(ここまでで304/505)
グラ潰しから特大リターンを求めて。リバスピ→近強Pが猶予無しのコンボなので実戦でやろうとすると結構ミスる。それでもここから通常のリバスピコンボに繋げばスタン値は700近い。不利キャラにワンチャンス作りたいならこんなのもあるぞ。
・サマーソルトキック→EXセービングキャンセル→前ダッシュ→ソニックハリケーン
(強サマーから繋いだ場合で406/200)
いわゆるセビハリ。ガイル使いでなくてもウル4をやっていればこのコンボは「クソ難しいけど減らないコンボ」みたいな感じで耳にすることがあったかもしれない。難しいには難しいけどしっかり減る。
小技暴れから、ぶっぱなしのサマーから、ジャンプ攻撃が通ったところからなど、とにかくサマーが根元ヒットすればソニハリに繋がるということなので、あらゆる技の期待値がグッと上がる。出来なくてもガイルの勝ち方ができていれば勝てるけど、劣勢から勝とうとすると本当に出来るようにしておきたいコンボ。
セビハリのコツ(筆者が意識していること)やあるあるなミスの例も紹介しておく。
・前ダッシュを丁寧に
レバーの捌き方が汚いと、前ダッシュをしているつもりなのにバクステが出たりす る。後ろにレバーを倒したままセビを出し、そこから前ダッシュする練習を。
・最後はしっかり真横(6方向)に
4タメ646がソニハリのコマンドだが、4タメ643では出ない。キーディスプレイを 表示しながら確認を。
・サマーソルトキックを出したとき8方向までレバーが入っている
後ろタメを継続しながらサマーソルトキックを出すには、1タメ7で出さなければな らない。勢いあまって真上までレバーを入れてしまうとその時点でタメがなくなるの で、要注意。
・ソニハリは出るんだけどヒットしない
前ステップが早すぎるか遅すぎるためにヒットしない。早すぎると相手キャラを追 い越してしまうし、遅すぎると相手が先にダウンしてしまう。こればっかりは慣れだ が、相手キャラの背中をガイルの頭(おでこ?)で押すイメージが丁度いい…かな?
練習するなら、いきなりサマーからソニハリまで繋ごうとするのではなく、分割して練習することをオススメする。
①(レバー1→7で)サマーソルトキック→EXセービングキャンセル→前ダッシュ
②(レバーを後ろに入れたまま)セービング→前ダッシュ→ソニックハリケーン
の2つに分けて練習するといい。
また、元、ダルシム、さくら、キャミィ相手に練習するのはやめておいた方がいい。この4キャラは妙に当たりづらかったり、密着からは繋がらなかったりする。
まとめ
まとめに入ります。この記事の本質「より高いダメージのコンボを覚えて読み合いを減らそう」のためにマスターしておきたいコンボはこちら。
・ガイルハイキック→サマーソルトキック
・リバーススピンキック→屈弱P→屈中P→キャンセル必殺技
・セビハリ
の3つです。特に1つめは状況確認さえ出来ていれば簡単にダメージを伸ばせるコンボです。波動拳飛んで屈弱P2回刻んでたりするのを見ると、もったいない!って思ってしまいます。リバスピコンボはグラ潰しでリバスピ当てられるようになると、それ自体が快感になって病みつきになります。
セビハリは、出来なくていいと初心者には言っているけど、出来るとすごく気持ちいい(しかもカッコイイ)ので練習はしてみるといいかもです。
次回の記事は未定…… 途中でも少し触れた画面中央セビ崩れ始動や画面端のキャラ毎の高いダメージのコンボを軽く紹介するかもしれませんが、間違いなく初心者向けじゃない記事になると思います。ではまた。