ウル4ガイル+スト6本田ブログ てつのいた

主にウル4のガイルとスト6の本田について書いていきます ウル4ガイルの方がメインです

【ウル4 ガイル】それっぽいガイルを目指して【初心者向け立ち回り解説】

はじめに

 と、いうわけでようやく立ち回り解説です。前回記事で初心者向けじゃないみたいなこと書いてましたが、普通に初心者向け記事です。
 筆者はフレーム表は見るけど結局は感覚的にゲームをする、いわゆる「感覚勢」です。理論的に「この技はこう強いからこう使って…」ということはあまり考えてやってないです。経験上「こういう時に使うと当たりやすいなあ」が積もり積もって今の立ち回りになっています。なので、どこまでいい感じに解説できるか自信はありませんが、頑張ってやっていきます。

 今までの記事もそんな感じだったのですが、今回ははっきり明記しておきます。この記事は「格ゲー初心者」「ウル4初心者」向けではなく、「ガイル初心者」つまり、ウル4はやってるけどガイルちょっと触ってみたくて…な人向けに書きます(そんな人が世の中に何人いるのかは分かりませんが)。一応、ガイルで頑張ってるけど伸び悩んで…な人にもいい記事になるかもしれません。いい記事に出来るかは筆者次第ですが。
 ちょっと分量は多いかもしれません。なるべく噛み砕いて書いたつもりですが、本人の性格上いろいろ書きたくなってしまうやつです。「こうすればいいよ!」だけを書くのが簡単かつ文章量を減らせるのでしょうが、「なぜ」そうするといいかをやっぱり書いておきたいのです…。

 立ち回りの解説をする前に、まずこの悩みを解決しておきましょう。

タメ技が出ない

 この悩みをタメキャラを使ったことがない人からよく聞きます。筆者はコマンド技を出すのがヘタクソだからお互いがお互いを難しいものだと思っているのでしょう。この記事はガイルを使いたい人向けですので、そこから始めていきましょう。

 タメ技が出ない要因は恐らく以下の3つのうちのどれかです。

・レバーとボタンのタイミングがかみ合っていない
・正しい方向にレバーを倒せていない
・タメ時間を確保できていない

 のいずれかだと思います。ひとつずつ潰していきましょう。

レバーとボタンのタイミングがかみ合っていない

 初心者が一番良くあるタメ技不発の要因だと思います。レバー入力(レバーを倒し始める)と同時にボタンを押しがちなのでしょう。コマンド技含め、このゲームの必殺技は(レバーでのコマンド入力完成後→ボタン入力)によって出せます。レバーを倒すのと同時にボタンを押すのでは、コマンド入力が完成する前にボタンを押すことになりますので、それだと出ないはずです。コマンド技の時と同じように、レバー入力をしてからボタン入力、と意識しましょう。

 実際にトレーニングモードでキーディスプレイを出しながら自分のコマンドを確認すると良いでしょう。

正しい方向にレバーを倒せていない

 ソニックブームソニックハリケーンで起き得るミスだと思います。恐らくレバーが真横に入っていないで斜め下に倒れていると思います。ソニックハリケーンは1回目の前入力は斜め下でも構いませんが、最後の入力はしっかり真横に入れないと出ません。
 急いでコマンド入力している時や、すぐにサマーのタメを作ろうとして斜め下に入っているのだと思います。これもまた、キーディスプレイで確認をするとよいでしょう。

タメ時間を確保できていない

 これはやや複雑な問題です。トレーニングならとりあえず長時間タメておけば問題はないのですが、実戦となると悠長に溜めている時間はありません。タメ始める→技を出す の時間を体で覚えるしかないでしょう。ガイルの場合、ソニックが50F、その他のタメ技は55Fタメれば出せます。メトロノームやストップウォッチなどを駆使して体に刻み込むのもひとつのアプローチです(実際にメトロノーム使ったら回りにヤベー奴扱いされました)。

 これで大体のタメ技不発は解消できたかと思います。満足に必殺技を出せるようになったはずなので、立ち回りの解説に移ります。

基本的な立ち回り

 基本的には

 ・ソニックブーム牽制

 ・リーチ長めの地上技で中距離牽制

 ・対空サマーソルト、屈強P、立中K

 の3点です。これらを上手く混ぜながら相手の出方を伺い、少しずつダメージを稼いでいくのが基本的なガイルです。そこでひとつ、大切なことがあります。それは

 画面端には行かない

ことです。よくガイルは「画面端が家」などと言われていますが、これを「画面端に行っても何とかなる」と思ってはいけないと思います。ガイルが画面端に行っても大丈夫なのではなく、上手いガイルが画面端の攻防も上手いだけだと思ってます。後ろに下がらなくても何とかする技術が、そのまま画面端に活きているのだと思います。

 後ろ歩きをしながらソニックを撃つ、といった動きをよく見ますが、単純にそれだけだと当然ラインが下がり、画面端が近づきます。しゃがみながら後ろを溜め(後ろに歩かない)てソニックを撃つ、中足、スタブなどの地上技で牽制する、ニーバズで前に出る、いろいろな手段で「下がらない」戦い方をしてみるのが、あっさり負けない第一歩です。
 そして相手のジャンプ攻撃や地上の得意な技からリーチを見極め、落としやすい位置、戦いやすい位置へと調整することが重要です。

 通常技・特殊技の使い方については過去記事を参照(クッソ長い)

 あとは距離別、状況別に筆者が考えていることなどを書いていこうと思います。

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↑なにか画像を張っておこうと思いスタブキック


遠距離

 遠距離ではほとんどの場合弱ソニックブーム一択です。ソニックブームは強度により硬直時間が変わり、弱が一番短いです。弱の弾速が遅いこともあり、最も長くガイルに自由な時間を作ることが出来ます。
 ニーバズなどを駆使した移動、相手の出方を伺い対空の準備などなど、最もガイルにとってストレスフリーな瞬間と言えるでしょう。
 ソニックブームに対応して相手が行動を起こしてくることがほとんどの場合です。その際に弱ソニックだけを撃ち続けていると、相手にとってもタイミングが取りやすくなります。適度に使い分け、相手を撹乱するとよいでしょう。ソニックのダメージは少ないですが、ちりも積もればです。

 気をつけなければいけないのが相手の弾抜け技で、相手キャラがどんな弾抜け手段を持っているかは把握しておいたほうがよいでしょう。

 自分から攻めたい場合も、基本は弱ソニックが起点です。弱ソニックを追いかけながら相手に近付いて攻めのきっかけを作りたいところです。

中距離

 中距離はガイルが一番ダメージを取れる距離です。バンスト先端~少し歩いて裏拳やスタブが届く距離、飛びが丁度刺さるくらいの距離だと思ってください。

 ここでも基本は弱ソニックです。弱ソニックをガードさせて、その後の相手の出方を潰す行動を取ります。例えばスタブや裏拳でガード後に相手が近付いてくるのを咎めたり、再び弱ソニックで相手をじらしたり、前ジャンプ読みで何もしない(サマーをタメておく)といった行動があります。

 弱ソニック以外でも先ほどのバンスト、裏拳、スタブなどを振ってみるのもアリでしょう。弱ソニックとは違うタイミングで技が飛んでくるので、ソニック読みでギリギリまで歩いてくる相手や、飛ぼうとした相手などにヒットします。中足は下タメを維持したまま出せるので、リターンこそ大きくないですがリスクも少ない技と言えます。

近距離

 近距離と一括りに言っても、近付いたか、近付かれたか、どちらかがダウンした後か、といった状況が考えられるシーンです。通常時と被起き攻め時(ガイルがダウンした後)、起き攻め時に分けて考えましょう。

通常時

 通常時には屈弱P、屈弱K、屈中P、中足が活躍します。中足以外の3種の技は発生が4Fと早めかつリーチも長めなので、出がかりさえ潰されなければヒットorガードの状況を作れるでしょう。最終的に弱ソニックでキャンセルしてガードさせてしまえば、中距離まで戻すことが出来ます。たとえ密着からでも弱ソニックをガードさせたらガイルが+4Fの状況です。破格!

 中足は自らガイルと距離を置こうと後ろ下がりする相手に使えますが、近距離だとセビられた場合などリスクも大きいのではじめはあまり使わない方がいいでしょう。

 とりあえず弱ソニックまでキャンセルし、自分の時間を作る、です。弱ソニックをガードさせた後は一旦中距離まで下がるか、もう一回屈弱Kから固めにかかる、投げて崩しに行くといった行動ができます。

被起き攻め時

 ガイルに限らず起き攻めされている状況というのは非常にまずいです。さらにガイルの技は3F発生のものは立ち状態にしないと使えない上、それ自体の使い勝手も微妙です。基本的にガイルが取れる行動は
・遅らせグラップをしながらガード
・リバーサルでサマーをぶっぱなす
・バクステ
・重ねられていない読みでジャンプ
あたりになります。投げをグラップする、サマーを当てる、弱ソニックをガードさせるなどの行動を通し、仕切りなおしかそれ以上の状況まで持っていきたいです。
 後ろタメを維持したまま中距離まで逃げられれば危機は脱したといっていいでしょう。

 また、基本的に2ゲージある時のぶっぱなしサマーにはセビキャンで保険をかけておきましょう。距離をとること自体がガイルの目的なので、セビバクステでも十分です。

起き攻め時

 ガイルで起き攻めする時に何をするかはプレイヤーの性格によって結構分かれます。また残り時間、相手との体力差などの状況にも左右されるでしょう。

 攻めたいなら投げ、屈弱K、リバスピあたりで崩しにかかります。

 そこまで攻めたいわけではないなら、少し下がって相手の起き上がりに丁度重なるくらいのタイミングで弱ソニックを撃っておき、あとは中距離の読み合いに戻すのがベターだと思います。

画面端に追い込まれた

 画面端に追いやられるというのもまずい状況です。後ろ歩きをして望ましい距離に調整することが出来ないので、相手に良いように距離調整されてしまいます。
 この距離で取りたい行動は、
1.中足、屈中P、バンストなどの近めの牽制技をガードさせスタブ程度の距離まで離す
2.スタブをガードさせて近づけさせなくするか、弱ソニックを少し離れた距離から撃つ
3.前ステップやニーバズを駆使し少しずつ押す
の3ステップが本命です。ここに素早く密着して後ろ投げをたまに不意打ち的に狙うのもありでしょう。

この状況だと危険なソニックを撃たざるを得ず、また牽制技の関係で下タメを維持するのが難しいために相手の飛びを咎めることが難しいです。読みあいになってしまいますが、意識配分をしながらじわじわとラインを上げていきましょう。

画面端に追い込んだ

 追い込んだ場合はもちろんガイルにとっても嬉しい状況で、中距離以上にダメージを取れます。相手は後ろに下がったりセビを駆使しづらい状況なのでソニックに普段以上に付き合わなければならず、またガイルの牽制技の間合いを維持されてしまうためです。圧倒的に有利な中距離間合いのつもりで立ち回ると良いでしょう。

 

おわりに

 ここまでの記事で、通常技、特殊技などの解説、コンボの解説、基本的な立ち回り解説と続けてきました。より深いところまで切り込んだ防御手段やキャラ別の高いダメージを狙えるコンボなどはまだ解説していませんが。
 なんとなく読んで、それとなく使っていけばガイルをそれっぽく動かせるようになる、がここまでの記事での目標です。分からないことがあればコメントしていただければ反応できるかもしれません。

 今後は、今度こそやや込み入った、ネタ的な要素を含んだ記事を書いていきたいなと思います。キャラ対ももしかしたら?あるかもしれません。