ウル4ガイル+スト6本田ブログ てつのいた

主にウル4のガイルとスト6の本田について書いていきます ウル4ガイルの方がメインです

【スト5 本田】新シーズン雑感

はじめに

 2/22、待望(?)の新シーズンが幕を開けました。

 昨年8月に発表されてから、2020年中の実装はされずヤキモキしていた人も多かったのではないでしょうか。
 そして今月の12日にアップデート内容のチラ見せがあり、新システム「Vシフト」も発表されました。どんな仕様なのかとか、Vシフトの影響で強くなりそうなキャラ、弱くなりそうなキャラ、技………と想像も捗ったのでは。

 そんな新システムやバランス調整が実装されての思ったことをつらつら書いていこうかと思います。

本田の調整点

 公式の調整点一覧はこちら

game.capcom.com 本田の部分だけ抜粋すると、

・振り向きモーション(歩き)
 歩きながら振り向きモーションを行った際に、前後への移動値がなくなっていたことを修正しました。

・立ち中K
 発生を6F→5Fに変更しました。
 全体動作を21F→20Fに変更しました。

・しゃがみ中K
 発生を7F→6Fに変更しました。
 全体動作を23F→22Fに変更しました。
 ヒット時の硬直差を+4F→+5Fに変更しました。

・力足
 ガード時の硬直差を+2F→+4Fに変更しました。

・猫だまし
 発生を15F→12Fに変更しました。
 全体動作を42F→39Fに変更しました。

・スーパー頭突き(ノーマル)
 ヒット時の吹き飛び時間を増加しました。

・中百裂張り手
 最終段が空中ヒットした際の吹き飛び時間を増加しました。

・EX大銀杏投げ

 攻撃持続を2F→3Fに変更しました。
 空振り時の硬直を60F→59Fに変更しました。

・鬼大角

 ガード時の硬直差を-4F→-2Fに変更しました。
 スーパー頭突きがヒットした際にキャンセル発動可能に変更しました。
 ※キャンセル発動版の鬼大角はダメージ・スタン値が少し小さい

 といった具合です。
 それぞれについてザックリ所感やどうなるかを書き連ねていきたいと思います。

・振り向きモーション

 おそらくバグ取りみたいなものでしょう。相手を歩きでくぐった時に一瞬だけ止まっていたとかそういうのの修正なのかな?気にしなくてよさそう。

・立ち中K

 発生が早く(5Fに)なり、+2F時の埋めパーツとして機能するように。岩戸開き→前ステからや、大足クラカンからの表裏択などで使えるようになりました。
 また、屈強Pクラカン→前ステした際に、コパンでなく立中Kでコンボ始動できるようになりました。

 力足からもつながるので、端のコンボ火力を伸ばす1パーツとして活躍できるでしょう。

・しゃがみ中K

 発生が早く(6Fに)なったうえ、ヒット時にコパンや立中Kにコンボできるように。ガードされたときのマイナスフレームは据え置きなので、乱発していいものでもありませんが……。

 6F発生になったことによる利点は今の所分からず。何か調べていくにつれて見つかるかもしれません。

・力足

 ガードさせた時にノーマルコマ投げが埋まるように。後述する頭突きの吹き飛び変化と合わせて強力な攻め択として機能するかもしれません。
 ただ、持続を重ねた際に最速コマ投げがスカることがある(最大で+9F取れてしまう)ので、両対応四股重ねが後ろ受け身に重なった場合なんかは要注意。

・猫だまし

 発生が3F早くなって、対弾キャラの早めの弾を見てからとれる距離が近くなりました。筆者はずっとVS2を使っていたためそもそも慣れていませんが、今まででもVS1をしっかり使っていた人にとってはかなりありがたい調整だと思います。

・スーパー頭突き

 今回の調整の問題児。調整だけ見るとよーわからんですが、画面端での火力上昇、中央でもヒット後の起き攻めがより強くなるといった強化を受けています。具体的には
ヒット後の有利フレーム(その場受け身基準)が、
S4→S5で
弱根元 +31F→+37F
弱持続 +31F→+38F
中根元 +33F→+34F
中持続 +33F→+37F
強根元 +31F→+38F
強持続 +31F→+38F
となりました。
 有利Fがおよそ1~7Fほど増加していることになります。よく使う中頭突きの持続ヒット(小技2発→中頭突きや、EX張り手→弱K→中頭突き なんかはこれ)からの有利も4F増加しているので、技を埋める圧が増加しています。

 で、もっと重要なのが端でのコンボです。上記有利Fのうち、+38Fになっているものは、なんと届きさえするのなら弱張り手で拾うことができます。画面端だと
 弱頭突き持続or強頭突き→弱張り手→EX百貫or神ヶ島or鬼大角
で拾えることになります。弱頭突き始動でEX百貫までつなぐだけでも330近いダメージと450近いスタン値なので、テキトーに撃った弱頭突きからゲラゲラ笑えるほどのリターンが取れることになります。
 密着からならコアコパ→弱頭突きも持続部分がコンボになるので、コアコパ→EX張り手と繋ぐよりも高いダメージを生み出すことができます。

 中頭突きで〆た後も、前ステ→力足が両対応起き攻めとなっているので、こちらも十分強力です。

 ちなみにタゲコン→頭突きとつないだ場合の有利Fは、
弱頭突き +43F
中頭突き +42F
強頭突き +38F
 なので、前ステ→四股の両対応起き攻めをする場合はこれからは強頭突きで〆るようにしましょう。
 また、このコンボからEX百貫での追撃も可能になりました。弱、中頭突きからなら百貫拾いが間に合います。

 細かいとこだと強頭突き対空後の起き攻めなんかも強力になってます。中頭突きで頑張って落とすより状況良くなってるはずです。

 総じて、S5の本田においてかなりの圧を生み出すスーパーアッパー調整だと思います。サンキューヲシゲ。

・中百裂張り手

 タゲコン→ディレイキャンセル中張り手からの中頭突きコンボがかなり容易になりました。今までだと1Fだけディレイキャンセルした中張り手からでないとコンボになりませんでしたが、今回はディレイキャンセルになっていれば(=中張り手が4ヒットしていれば)中頭突きが繋がります。
 なおその中頭突きからEX百貫へは繋げません。あしからず。

・EX大銀杏投げ

 力足が+4Fになったから持続変化させたのかな?持続2Fだったら+4F状況からコマ投げしてもスカってしまうので。
 EX百貫表ガード→EX大銀杏もちょっとやりやすくなってるかもしれません。

・鬼大角

 テキトー頭突きから大きなリターンを得られるように。伸ばした腕や足にヒットした場合はつながらないこともあるので過信は禁物。

 当然対空の強頭突きからもコンボになるので、カンニングトリガー発動→強頭突き→鬼大角鬼無双→CAでとんでもないダメージを生み出します。

 体力4割ちょいで両ゲージマックスの本田に飛ぶと死ぬのではなかろうか。

VシフトとEX百貫

 Vシフトに関してはちょっとパスで。あまり調べられていないです。

 とりあえずわかっているのは、EX百貫はVシフトであまり死んでいないのではというところです。
 下りに対してVシフトで受け流すと、おおよそ+5~9Fの状態となるのですが、本田との距離が離れるので、キャミィ春麗のCAのような技でないと満足に確定を取れない場合があります。6Fくらいで長い技持っているなら各々でそれを試してみてください。

 ただ、相手が画面端にいるときにEX百貫をして、それをVシフトで取られると悲惨なことになります。Vシフトはその動作の関係上後ろに下がるために本田との距離が離れて確定が取りづらい、というものでしたが、画面端にいるために後ろに下がる部分が丸々なくなって、ほぼ密着に近い状態で+7F程度の状況が生まれます。
 なので中攻撃キャンセル必殺技、みたいな確定は容易に取られることと思います。

 筆者はまだ一度もEX百貫をVシフトで取られていませんが、今後はおそらくやられることになると思うので、心にとどめておきましょう。

新コンボ

 調整の欄でも軽く触れましたが、今回の調整で可能になったコンボはこんな感じです。

①屈中K→立中K→キャンセル
 ほぼ密着限定。各種中Kに入った調整により可能になったコンボ。一応下段始動でまとまったダメージを取れるコンボと言えるだろう。

②屈中K→コパン→キャンセル

 ①のコンボよりもうちょっと離れてる距離からでもつながる。置いた中足に相手が前ステで突っ込んできたときとかに?

③コパ→立中K→キャンセル
 ほぼ密着限定のコンボ。前ステコパンを使う状況があまりない気もするが(大体は小足始動)、覚えておいて損はない。

④立強K→立中K→キャンセル

 こちらもほぼ密着限定のコンボ。屈強Pクラカン→前歩き立強K→立中Kのコンボはめちゃくちゃに難しかったので、やらなくていいです。
 ジャンプ強K→立強K→立中Kもほぼ無理でした。

⑤力足→立中K→キャンセル

 これもほぼ密着限定。画面端での両対応四股からコパに繋げるより、中K→強頭突きから弱張り手で拾う方が遥かにリターンが高い。

⑥屈強Pクラカン→前ステ→立中K→キャンセルor立弱P→連ね張り手

 遠めクラカン始動のコンボが若干高くなりました。

⑦(画面端で)弱頭突き持続or強頭突き→弱張り手→EX百貫落としor神ヶ島or鬼大角

 無責任弱頭突きや、立強Pや立中Kキャンセル強頭突きからこのコンボへ。今シーズンのゲラゲラポイントです。

⑧(画面端、密着で)屈弱K→屈弱P→弱頭突き→弱張り手→EX百貫落としor神ヶ島or鬼大角

 画面端コアコパ始動の最大コンボ。ちょっと離れると弱頭突きが繋がらないので注意。密着でEX張り手→屈弱K→屈弱P→弱頭突き もダメです。

⑨ノーマル頭突き→鬼大角

 引っかかった頭突きから繋がります。鬼無双も出せる状況+3ゲージあるならCAまでつながると500近いダメージが出ます。気持ちいいです。

⑩連ね張り手→ディレイキャンセル中張り手→中頭突き

 S4からできていたコンボですが、ディレイキャンセルの猶予がかなり楽になりました。4ヒットしていれば中頭突きが繋がると思ってもらって大丈夫だと思います。

 こんな感じです。立中Kがらみと頭突きがらみがほとんどですね。

総評

 端を背負った状態でVシフトされるのが苦手であると想定されたのか、端の火力がめちゃくちゃ上がりました。もともと端へ追いやることが得意であるとは言いづらいキャラですが、弱頭突き引っ掛けて気持ち良くなるために頑張って端に押しましょう。

 トリガーで強化されたのは鬼瓦(鬼大角)のみですが、端のリターンが上昇したことにより、一発で画面端まで持っていける手力男(岩戸開き)も実質強化されているのではないでしょうか。

 頭突き→弱張り手→EX百貫のコンボが追加されたことで、端でEX百貫で〆ることが今までより多くなったと感じます。EX百貫で〆た後の有用な起き攻めがあれば教えて欲しいところ(筆者は微歩き力足での両対応をいつも狙っている)です。

 昨年ほとんどの期間で公式ダイヤグラム1位だった理由として、各種必殺技への対応が安定していない初中級者帯で本田が勝ち越していることが理由だと思っていたのですが、この調整だとより初中級者帯で勝てるような気がしてなりません。きっと今年も本田のダイヤグラムは1位でしょう。ちゃんこが美味しい。

 正直、端での弱頭突き持続から弱張り手拾いだけは調整されそうな気がしています……。