はじめに
ウルトラストリートファイター4にはオメガエディションなるエディションが存在してます。
旧作の必殺技が追加されたり、それぞれのキャラクターが独自のムーヴを獲得するなど、お遊び要素が強いエディションです。今遊んでみると結構ストⅤを意識したんだろうなあというシーン、モーションが多々見られ、ストⅤαバージョンみたいなものでもあったのだと思います。
今回はそのウル4オメガエディションとなって変更が加えられたキャラの中から、エドモンド本田を紹介していこうと思います。ただ、筆者がちょっと触って理解したかもといえるのはこれとガイルくらいなので、単発ネタです。ほかのキャラの紹介はないと思ってください。
オメガ基礎知識
オメガエディションになって加えられた主要な変更点はこちら。全キャラに適用されているはず(前ステ、バクステの変更は全キャラか知らない)。
- 前ステのモーションが早くなり、逆にバクステの性能が悪化している(無敵時間は存在している)。セビ→ステップキャンセルの状況は従来通りの模様。
- 投げ技や足払い技などに受け身を取ることが可能。スーパーコンボやウルトラコンボはダウンする。その他、ごく一部の技も強制ダウン。
- ノーマル昇龍系の技はガードされた場合にセビキャン不可能(EX版は従来通り可能)。
- 先行入力があらゆる技に対して効く。コンボの難易度が下がった。
- 一部の簡易コマンドの削除。昇龍拳コマンドが難化。
- レッドセービングアタックおよびディレイスタンディングは使用不可能(後者は投げへの受け身に変わったともいえる)
というのが主なもの。前ステモーション、強制ダウン技への受け身あたりはわかりやすい変化でしょう。
オメガ本田の変更点
ウルトラ→オメガになって、本田に加えられた大きな変更点は以下の通りです。
- 張り手がPボタン4回で出せる。
- タメ時間の減少。ジャンプ強攻撃→ウルコンがコンボになるレベルには短い。42F?
- 4タメ6Kで繰り出せる必殺技、摺り富嶽が追加。
- 反回転(63214)+Kで繰り出せるコマ投げ、和邇千切りが追加。
- 波動(236)+Kで繰り出せる必殺技、荒潮が追加。
- 遠大Kのモーションが変化(従来の近大Kのもの)し、従来の遠大Kは特殊技(6+K)で繰り出せるように。
- 近中P→大Pのターゲットコンボが追加。
- コパ張り手で使うべき張り手が従来のコパ→強張り手から、コパ→中張り手に変更。
- ノーマル百貫から完全無敵が削除。飛び道具無敵だけ存在。
こんな感じ。最後2つは大きな変更点かわからんけど、本田使いなら気になるところじゃない?知らんけど。当然他の技にもいろいろな変更点がありまする。
ざっくりフレーム表
前までは表をそのまま貼ってましたが、見づらいのでgoogleスプレッドシートで作ってそちらのリンクを載せることにします。
使うとわかるけどかなりの技のフレームがいじられているので、調べてわかった限りのものだけまとめます。 なんとなく見てもらえればわかると思いますが、全体的に火力が上がっています。
技解説
というわけで、オメガ本田の技を解説していきます。が、さすがに全部は多すぎるので特に使う技、強い技だと感じたものをピックアップしていきます。新技に関しては一応全部触れていきます。
地上通常技、特殊技
・遠弱P、屈弱P、屈弱K
基本中の基本だと思われる。こいつらを刻んで張り手キャンセルして当たってたらコンボ、みたいなのはウル4本田とあんまり変わらないと思う。キャンセル先の張り手は強ではなく中なので、そこだけ注意。
それぞれに特徴があるので、それを解説していく。
・遠弱P リーチの長さとキャンセル時の状況の良さを兼ね備えている。屈弱P→頭突きがつながらないときも、遠弱P→頭突きならつながるということが多い。基本的にキャンセルをかける技はこれ。
・屈弱P リーチが最も長く、技の発生も4Fと最速。小足や中段からコンボに行くならこれを使うことになるだろう。
・屈弱K 下段であることと、キャンセル中張り手を連ガにできる唯一の弱技。コアコアはコンボにならないので注意。
・立中P
リーチ短さを除いては最強クラスの技。発生6、ガード+3、ヒット+7、多段技、タゲコン派生もアリ(多段技のおかげでヒット確認も容易)となんでもありな技。密着でこの技をガードされた後は、弱大銀杏、EX大銀杏、弱鯖折り、EX鯖折りの距離になる。択は終わらないのだ……。
また、密着からなら多くのキャラに近中P→近中P→タゲコン→中頭突き とつながる。一部キャラは近中P後に遠中Pになってしまったり、最後の頭突きが繋がらないことがある。
・近強K、遠強K
モーションはほとんど同じだけど近強Kの1段目のみ必殺技でキャンセルできる。また、サガットの大Kみたいなモーションの通り、対空技としても使用可能。
ヒット後はノーキャンセルでEX大銀杏が繋がる。
・払い蹴り(6+強K)
ウル4本田の遠大Kが特殊技に。下段判定は変わらずだが、ヒット時ダウンになり、ガードされたときの不利フレームも増加している。差し込みに使ったときのリターンも上がったが、リスクも増加した感じ。
また、コマンドの関係上荒潮(波動+K)やタックル(後ろタメ→前K)に化けやすい。要注意。
・四股(3+強K)
中段技。タゲコンでつないでも連続ヒットにならないのも変わらず。ただしオメガの四股はヒット時屈弱Pがコンボになる利点がある。でも筆者はまだ使いこなせていない。発生が遅いのも相変わらず。
・タゲコン(近中P→強P)
ガードされると大きく不利だが、始動技の近中Pが多段技のためヒット確認は容易。当てると相手が浮き、中頭突き、EX頭突き、EX大銀杏あたりで追撃可能。近中Pのヒットを確認してから後ろタメを作ったとしても間に合う。お手軽確反などに。
・タゲコン(近中P→3強K)
ウル4からあった中P四股タゲコン。通常の四股はヒットで+4Fだが、タゲコン版は+6Fとなり近いと近中Pも入ってしまう。発生やダメージ、ガードされた後の状況は変化なしの模様。
ジャンプ攻撃
基本的にジャンプ攻撃の使い方はウルトラと変化なし。強Kより強Pのがダメージが高いことだけ覚えていればいいかも。ほかのジャンプ攻撃も軒並みダメージは上昇しています。
必殺技
・百裂張り手
前述の通り基本的に使う張り手は中張り手になった。弱張り手は発生が4Fという特徴があり、強張り手は中攻撃以上からのキャンセル出ないとつながらないが、払い蹴りがコンボになるという特徴がある。
EX張り手は浮かせられるが、追撃に行ける状況は限られる(基本的に画面端のみ)。
ガードされてもめちゃくちゃ削る(大体50~60)。ガード後の状況は五分なので4F最速技な本田にはやや苦手だが、それでも強い。
・スーパー頭突き
ウル4と比べてガードされた後の間合いが近くなったので、確定反撃をもらいやすくなった。また、中、EXの突進距離が短くなったような気がする。
ただし、ガード後の不利フレームは一律-10Fだと思われるので、ウル4と同じように確定を取ろうとすると失敗する可能性がある。
弱、中の無敵は変わらずなので、弱頭突きは対空、中頭突きはグランドタイガー抜けなどに使用することになるだろう。
弱頭突きの発生が早くなり、対空で非常に使いやすくなった。空刃などにもいいタイミングで出せば勝てたりする。しかも根元ダメージ160なのでリターン爆上がり。鬼無双にキャンセルかけると610減ります。アホか。
コンボで使うのは中。発生が早いのもあるが、突進速度も速いので一番つながりやすい。また、ダメージが低くなるが追撃可能な判定も存在するので、やっぱりコンボで使うのは中。
強頭突きは使いどころが難しくなった。とはいえ根元180、カス当たり160も減るので適当にぶつけて当たったらリターン高し。
EX頭突きは従来よりも無敵時間が長くなった。また弾無敵専用の時間が存在しているようで、近めで撃たれた弾には確定が取れたりする。
・百貫落とし
ノーマル百貫はウルトラと比べても別物になった。出始めの無敵は削除され、上りの攻撃判定もなくなった。代わりに落下までの時間が非常に早くなり、長めの弾無敵が追加された。ダメージ160、スタン値250とわけわからない数値になっているので、引っ掛けると大ダメージである。
ガードされると強度にかかわらず-4(リュウ相手に)。多くの技が確定するようになった。セビにもろいのも健在(こちらは落下までが早くなったので反応が難しくなったが)。
EXはオメガエディションきっての壊れ技になった。出始めに長い無敵があり(1~11F)、ダメージもフルヒットだと200、ガードされても-5Fと、わけのわからない技になっている。リバサで頭突き使うくらいならこっちの方がいい。密着しゃがみガードでも下りまでガードさせられるようになっているし……。
対空としても使用可能。ただ、上りの1段だけ当たることが多発する。その場合、中頭突き、EX頭突き、EX百貫、EX大銀杏、ウルコン1で追撃可能。高度を見極めて。
ノーマルもEXもわけのわからない技になっている。オメガ本田使い始めはこれをブンブンしてオメガの雰囲気を味わおう。
・大銀杏投げ
ダメージとスタン値が増加した代わりに、受け身を取れるようになったので起き攻めには行けない。位置が入れ替わらないコマ投げも追加されたので、位置入れ替えとしての使用が主か。リーチは長め。
EXは2ゲージ技(正式名称:大蛇砕き)となり、330ダメージも与えられる。コマ投げ技だが追撃判定もあり、5F以上の有利を取れていればコンボとしても使用可能。また、途中にセビキャンできるフレームがあり、前ステUCまたはセビ2→UCのコンボも可能。
リーチも非常に長く、ザンギエフの弱スクリューよりも長い。2ゲージ技とはいえそんな距離からコマ投げで330も減っていいのだろうか……。
ウルトラの時にあった投げ無敵は削除されている。
・和邇千切り
要するに鯖折り。今回の記事でも容赦なく鯖折りって書いてるし……。大銀杏との違いは、位置が入れ替わらない、ダメージがこちらの方が高い、リーチはこちらの方が短い、発生がこちらの方が遅い、といったあたり。
EXだと発生が6Fになり、リーチも弱より少し長くなる。
大銀杏投げとの大きな違いとして、前ステ+前歩きで受け身を取られても普通に密着気味で有利をもらった状態になる。強い。
・摺り富嶽
タックル。ダメージは頭突きよりも低いが、こちらはあてた後に起き攻めに行ける。弱技からは弱、中技からは中、強技からは強がつながるが、距離や相手の姿勢次第では初段が届かない場合がある。しゃがみ相手ならやや繋がりやすい。
EXなら相手との距離が遠めの弱技キャンセルからでもつながる。ゲージに余裕がある場合、頭突きで〆るよりこちらで〆た方が良いと思われる。また、EXの途中をセビキャン→前ステすると屈弱Pや近中Kがつながる。あまり使うことはないと思うが、一つの知識として。
・荒潮
塩をまく。1ダメージ。これでKOするとスーパーコンボKOの演出となる。
基本的にはネタ技。一応ヒット時+4Fなので近めで当てれば屈弱Pがつながると、どうしようもない技というわけではない。
また空中の相手に当てた場合、受け身不能のダウンとなるので起き攻めチャンスでもある。微妙に有用性を残すの腹立つな?
・鬼無双
スパコン。基本的に変化はないがダメージが450になっている。めちゃ減る。
張り手が全段SCキャンセルできるので、ウルトラのクセで早めキャンセルしている人も、今回は最終段キャンセルするようにしてダメージを稼ごう。
コンボ
オメガ独特のコンボばかりになっている。が、実戦で使おうとするとそうコンボルートは多くなく、ダメージを増やすためにEX必殺技を使用するといった感じになっている。
ノーゲージ
・屈弱K→屈弱P→中張り手→立弱P→中頭突きor弱タックル
基本中の基本コンボ。弱タックルは相手がしゃがんでるとき限定と思ってもらった方がいい。
・近中P→強Pタゲコン→中頭突き
飛び後や昇龍ガード後などに。簡単。
・近中P→近強K→頭突きor強タックル
ちょっと意識高く。相手との距離や相手キャラ次第で強Kが遠距離になってしまうので注意。
・中攻撃→強張り手→払い蹴り
なんかウル4っぽい。あんまり使う機会はないと思われる。
・近中P→近中P→強Pタゲコン→中頭突き
密着始動最大?だがキャラor状況限(端だとつながることが多い)
1ゲージ
・ノーゲージコンボで使う必殺技をEX頭突きやEXタックルにする
簡単!
特にEXタックル〆はダメージ高く攻めを継続できるので、オススメ。
2ゲージ
・(端で)EX張り手→EX百貫
使いどころは……。
・ノーゲージコンボで使う必殺技をEX大銀杏にする
めっちゃ減る。簡単だし。
3ゲージ
・(端で)EX張り手→セビキャン前ステ→UC1
一部キャラに入らないが、大体のキャラに入る。
・(端で)EX張り手→EX大銀杏
こちらも追撃可能。
・(適当な技から)EXタックル→セビキャン前ステ→屈弱P
無理やりコンボに。燃費はそんなに良くない。
4ゲージ
・(適当な技から)中張り手→最終段キャンセルSC
お手軽。コパ張り手から殺せる圧はオメガでも健在。
・中P強Pタゲコン→中頭突き→SC
こちらもお手軽。600を超えるダメージをたたき出す。
・近中P→近強K→強頭突き→SC
おそらくUCが絡まないコンボでの最大ルート。もちろん飛びからも入る。
・(適当な技から)EX大銀杏→セビキャン前ステ→UC
コマ投げからUCつながります。こんなキャラほかにおる?(マコト……)
コンボは一通り見てもらえればわかるように、非常に覚えるルートが少なくなっています。ほかにもコンボルートあるのは知っていますが、こっちでいいじゃんって思えるのばっかだったので割愛しています。
お手軽さがΩ本田の最大の利点です。お手軽かつ高火力なので容易に相手を破壊できます。気持ちいいゾイ!